実力派女優 非を認めた大物社長に感謝 マーベル作品の配役に「疑問符が浮かんだ」

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ティルダ・スウィントン
ティルダ・スウィントン

 女優ティルダ・スウィントンは、自身を映画「ドクター・ストレンジ」でエンシェント・ワンに配役したことは間違いだったと認めたケヴィン・ファイギ社長に感謝しているという。 2016年のマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作で同役を演じたティルダだが、ファイギ社長は最近になって、ティルダをチベット人の師にキャスティングしたのは間違いで、アジア系の俳優が使われていれば、陳腐さを回避することができただろうと非を認めていた。

 ティルダはバラエティに、こう語った。「当時、私の頭の中で疑問符が浮かんでいたことを覚えているわ。そして、スコットランド人女性がこのキャラクターを演じるという考えに対する一般の反応に耳を傾けて、抵抗は全くなかったと認識していた。広く歓迎されたわ。ある時点でその風向きは変わっていったけど、まったく正当な理由だったから、すごく共感したわ」

 ティルダはファンからの批判を受け入れ、同ヒット作の物語に関して映画製作者と観客の間で会話があったことをうれしく思っているそうで「観客はより物語に貢献し、物語に関して自分たちの意見を聞いてもらえていると感じている。それは本当に健全な社会の発展だと思うわ」と続けた。

 一方でファイギ社長は、マーベル・スタジオは同役に白人女優をキャスティングすることを「とてもスマートで最先端を行っている」と考えていたことを認め、その経験から学んだと強調していた。「我々は、自分たちが非常に賢明で、斬新だと思っていたんです」「機知に富む年老いた賢者のアジア人男性というお決まりのパターンをやるつもりはありませんでした。しかし『でも、ちょっと待て、他に何か解決法はないかな?他にもステレオタイプに陥らず、アジア系の俳優を起用する方法はあるかな? 』という問いかけに対する答えは、もちろんイエスです」

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