故ダイアナ妃が運転していた小型乗用車フォード・エスコートが、5万2000ポンド(約800万円)で落札された。チャールズ皇太子が、結婚式の2カ月前である1981年5月に婚約プレゼントとして1997年に他界したダイアナ妃に贈ったものだった。
イギリスのリーマン・ダンシー・オークションズのオンラインオークションに出品されていたシルバーカラーの同セダン車は、南米にあるミュージアムの元に渡ったという。
同社のルイス・ラバット氏によると、オークション前には多大な関心が寄せられていたそうで「南米に渡ったということは、この車が世界的に注目を集めていたことを証明しています。そして、ダイアナ妃と彼女の永続的な遺産の証明とも言えるでしょう」と話した。
ボンネットに銀製のカエルがついた同フォード車、現在も当時のままのナンバープレート「WEV 297W」や塗装、内装となっている。ダイアナ妃は、この車を運転してチャールズ皇太子のポロの試合を見に行ったりしていたが、ウィリアム王子が誕生した1982年に使用を止めていた。