ナンプレ・数独は幼稚園児も楽しめる“超お気楽”なもの パズル作家が分かりやすく解説

河田 智 河田 智

 「河田名人のパズル道=4=」 

 ナンバープレイスは数理系のパズルではありません。見た目には数字が並んでいるし、別名が“数独”だったりするから、そう思われがちですが、じつはぜんぜん違うのです。加減乗除などの数学的思考はまったく用いず、極端に言えば、1+1や、2×3ができない幼稚園児にだって楽しめる、超お気楽なお遊びなのです。

 たとえばパズル面に使うのは、数字じゃなくてもかまいません。AからIまでのアルファベットでもいいし、9匹の可愛い動物のイラストでもいい。とりあえず9種類の記号やマークさえあれば、内容的には今回とまったく同じ問題が作れちゃうのです。数字がもともと9種類で、都合がいいから使っているだけのこと。地図記号だって、〇×△◇だって、要はなんだっていいんです。

 長年解いていながら、「そうか、言われてみれば…」と思った人も多いはず。数字とにらめっこしながら頭をひねってるから、つい算数してる気分になるけどね。以前ゲームソフトのテレビCMで、「ナンプレで数字に強くなろう!」なんて文句がありましたが、いやいや、なれないから…(笑)。

 でも逆に言えば、「私は数字が苦手で…」と、いままで敬遠してた人も、これで挑戦する気になるかも。だまされたと思って今回の問題にトライしてみてね。「なるほど。これなら解ける!」とヒザを打ってもらえるはず。そして、深くて楽しいナンプレの沼にズブスブとハマっていってください。

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