人気声優・斉藤朱夏「みんながいつでも戻ってこられる場所を作りたい」理想像語る

松田 和城 松田 和城
1年半ぶりのワンマンライブ「セカイノハテ」公演を成功させた斉藤朱夏
1年半ぶりのワンマンライブ「セカイノハテ」公演を成功させた斉藤朱夏

 「ラブライブ!サンシャイン!!」の渡辺曜役を務め、声優ユニットAqoursとしても活動する声優、歌手の斉藤朱夏がよろず~ニュースの単独インタビューに応じた。コロナ禍で思うように直接会うことができない中、応援し続けてくれたファンへの感謝の思いに加え「私は第2のホームでいたい」と自身が目指しているアーティスト像を赤裸々に告白した。

 コロナの影響で1年半、ファンと会えない状況が続いた。斉藤は「ファンの方は私にとっても本当に大事な存在で、みんながいてくれたから今も活動できている。1年半も会えない状況でここまでついてきてくれて、本当に私は幸せ者だと思う」と真剣な表情で答えた。

 Twitterのフォロワー数も36万人を越え、多くのファンに支えられている。ただ、自分だけをずっと応援して欲しいという欲深さはなく、「『絶対一生斉藤朱夏推し!』とかじゃなくても全然いいんですよ。正直新しい子たちもいっぱい出てくるし、そりゃみんな目移りしますよね」とはにかみながら話した。

 一方で「だけどずっと愛される存在になっていけたらいいなって。ファンの方は、息切れしてちょっと疲れたりしたら全然寄り道してもいいんです。私は『第2のホーム』みたいな、みんなが戻りたいときに戻ってこられる場所をつくっていきたい。例えば1度寄り道した後に、『新曲出てる、聴いてみよう。やっぱ斉藤朱夏だな!』って思われる人。ある意味そういうアーティストを目指したい」と熱っぽく決意を口にした。

 自身を「走り続けるアーティスト」と表現する斉藤。これまでの人生を「常に壁があって、その壁をどうやって切り拓いていこうかっていうのをずっと24年間やっているんです。とても生きづらい24年間なんですけど」と笑いながら振り返る。「もっと簡単な生き方ってたくさんあると思うんです。でもそれだと私の性格的に合わない。走り続けてきた分、コロナ禍でストップしなきゃいけない時期は厳しかったですね…」と悔しさをにじませた。

 ただ”止まらない”という思いは未だ彼女の胸の内では強く、今後の展望を問うたところ「また日常っていう素敵な日々が戻ってきたらもっと走って行こうと思っています!」と再び持ち前の明るい表情で前を向いた。

 斉藤朱夏は、2015年に『ラブライブ!サンシャイン!!』の渡辺曜役で、声優としてデビューを果たした。19年にはSACRA MUSIC所属でのソロ歌手としての活動も始め、1stシングルの『パパパ』は公式のYouTubeチャンネルで475万回再生されている。今年4月には「ズームインサタデー」のお天気キャスターを担当し、話題を呼んだ。同年6月3日には東京ガーデンシアターで1年半ぶりのワンマンライブ「セカイノハテ」公演を成功。8月18日に1stフルアルバム「パッチワーク」がリリースされるのに加え、東名阪Zeppツアー「朱夏2021 LIVE HOUSE TOUR『真夏のハイウェイ』が8月に開催されることも決定している。

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