俳優ケヴィン・スペイシー(61)がイタリア映画「L’uomo che Disegno Dio(ザ・マン・フー・ドルー・ゴッド)」で映画界に復帰するという。3年前に一連の性的不品行を告発されスクリーン上から姿を消したケヴィンだが、同作で小児性愛者の濡れ衣を着せられた人物の捜査を行う刑事という役柄で俳優業に復帰するとザ・テレグラフが報じている。
同新作には、大女優ヴァネッサ・レッドグレーヴも出演するそうで、ヴァネッサの夫であるイタリア人俳優のフランコ・ネロが監督及び、無実にも関わらず性的虐待の犯人にされてしまう目の不自由なアーティストを演じるという。
一方でケヴィンは性的虐待などの容疑を否定している。自らが置かれた状況を新型コロナウイルス感染拡大の影響により失業した人々のそれと比較し「2017年に私の世界が完全に変わってしまったことに誰も驚くことはないだろう」「私の仕事、多くの交友関係、業界における私の位置をたった数時間で失ってしまったんだ」「普段は、ほかの人々の状況を身近に感じるとは言わないようにしている。なぜなら、人はそれぞれとても個人的な経験をしていて、それを損ねることになりかねないからね」「でも今回、自分の世界が突然停止するってことがどんなものか分かったよ」と昨年話していた。