初代ダース・ベイダー役を演じたことで知られるデビッド・プラウズが生前所有していた「スター・ウォーズ」記念品の数々がオークションに出品されている。アルツハイマー型認知症の闘病生活の末、昨年11月85歳で他界したデビッドの600点にも上るアイテムが今回イギリスでオークションにかけられ、収益の一部が慈善団体アルツハイマーズ・リサーチUKに贈られる。
イースト・ブリストル・オークションズに登場するこれらのアイテムの中には、デビッド本人が使用した1980年の『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』のリハーサル台本や、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』に登場したミレニアム・ファルコンのコックピットのパーツ、また400枚以上のサイン入り写真などがある。これらの写真の多くはデビッドに宛てられたもので、共演のルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルやレイア姫役のキャリー・フィッシャーのメッセージが書かれたものもあるという。
さらに、イギリスで交通安全を呼び掛けるスーパーヒーロー「グリーン・クロス・コード・マン」役を10年以上務めたデビッドが着用していた緑と白のスーパーヒーロースーツや相棒のドロイドなども出品される。
今回のオークションに向けては、デビッドの友人でアシスタントを務めていたジュリアン・オーウェンさんが、デビッドの自宅で遺族の手を借りながら2カ月かけてコレクションの整理や調査をしたそうだ。「プラウズ家のためにこれが出来ることは光栄です。デビッドのもとで10年以上も働きましたので、コレクションを整理する中、多くの素晴らしい記憶が蘇りました。世界中から多くの関心が寄せられると期待しています」とジュリアンさんは話す。
同オークションは「スター・ウォーズの日」である来月4日まで入札が可能となっている。