編集者が『進撃の巨人』秘話披露 6月9日発売最終巻で最終話に描き下ろし追加も

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
9日発売の漫画誌「別冊少年マガジン」5月号で最終回を迎えた諫山創による人気漫画「進撃の巨人」
9日発売の漫画誌「別冊少年マガジン」5月号で最終回を迎えた諫山創による人気漫画「進撃の巨人」

 「別冊少年マガジン」5月号で完結した諫山創氏による大人気マンガ『進撃の巨人』に関わった編集者が14日、YouTubeチャンネル「別マガLIVE」で生配信を行い、連載の裏話などを盛り込んだトークを繰り広げた。6月9日発売予定のコミックス最終巻(34巻)では、最終話に描き下ろしが加わり、増ページされる可能性が明かされた。

 通常の45ページではなく51ページで掲載された最終回。担当編集者の川窪慎太郎氏は「諫山さんは最初から最終回は増ページしたいと言っていました。単行本ではもっと描きたいです、とも言っていましたね」と明かした。諫山氏は現在、単行本の作業中。描き下ろし追加実現の可否は未定だが、壮大な最終話にさらなる場面が加わるかもしれない。

 連載最終回のエピソードも披露された。通常通りに対面での打ち合わせを終え、諫山氏の仕事場を出た後、川窪氏は「これで終わるのかな」と引き返し、記念写真を撮ったことを明かした。ただ、その後もオンラインでの打ち合わせは続き、最終回の終盤10ページほどは手直しが加わったという。

 同誌の創刊号2009年10月から始まった同作。川窪氏は「誰も知らない雑誌で誰も知らない作家が描いたのが『進撃の巨人』。諫山が描いて、編集の僕らが応援して、読者が広げてくれた。同じ道を歩いてきたんだと思います。読者を信じてここまで来ました」と、ファンへの感謝を口にした。

 配信中には最終巻が発売される6月9日に新たなファンブック、キャラクターの名シーンや半生を振り返る無料オンライン展覧会が実施されることが明かされた。まだまだ『進撃の巨人』の熱が冷めることはなさそうだ。

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