映画『アバター』が史上最高の興行収入記録を達成し、トップの座に返り咲いた。ジェームズ・キャメロン監督がメガホンを取り2009年に公開された作品だが、中国で再公開されたことで人気が再燃。約890万ドル(約9億4000万円)の収入を得たことで『アベンジャーズ/エンドゲーム』の記録を塗り替えるかたちとなったとデッドラインが伝えている。
それまでは、2019年の公開されたマーベル作品の『-エンドゲーム』にはクリス・エヴァンスやクリス・ヘムズワース、ロバート・ダウニー・Jr.ブリー・ラーソンらが出演し、27億9700万ドル(約3000億円)の興行収入を記録。『アバター』の間には782万ドル(約8億5000万円)の差があったが、今回中国での収入がそのギャップを埋めたという。
『-エンドゲーム』公開前は、『アバター』がそれまで1位だった『タイタニック』(1997年)の記録を超え、10年以上トップの座に君臨していた。
キャメロン監督は最近、同作は10年以上前に公開されたにも関わらず現在でも通用する内容だとChina.orgに語っていた。
「気候変動、森林伐採など、自然と私達の関係は、これまでにないほど危機に直面しています。『アバター』はこれらのことについてで、タイムレスな映画でもあります」「ストーリーが単純すぎるという批判もあったようですが、それほど単純ではありませんでした。普遍的だったのです。あらゆるところにいる誰もが理解し、感情的に繋がることのできるものでした」
また『アバター』続編にも着手しており、昨年パンデミックの影響で一時中断した撮影は、その後ニュージーランドで再開、来年12月の公開を目指しているという。