連載開始から10年…爽やかな青春物語「銀の匙」原画展が開幕

山本 鋼平 山本 鋼平
「銀の匙」キャラクターのバナー=都内(C)荒川弘/小学館
「銀の匙」キャラクターのバナー=都内(C)荒川弘/小学館

 北海道・大蝦夷農業高校を舞台に八軒勇吾の成長を、荒川弘さんが描いた漫画「銀の匙 Silver Spoon」の原画展(主催・朝日新聞、MBS)が8日、東京・中央区の松屋銀座8階イベントスクエアで開幕した。「週刊少年サンデー」(小学館)での連載開始10周年を記念し、約200点の直筆原稿やカラー原画、初公開の制作資料が展示される。

 2度のアニメ化や実写映画化を経て、19年に完結した同作。“エゾノー”の爽やかな青春の名場面を、新しい演出とともに振り返る。

 入場すると正面に作品の世界観を投影したイメージシアター、八軒や御影アキ、駒場一郎らキャラクターのバナーがお出迎え。春夏秋冬に分類された原画コーナーには、荒川さんのコメントが多数添えられている。秘密資料コーナーでは、作画へのこだわりが感じ取られる。エゾノー青春シアターでは、目標を見失っていた主人公・八軒が仲間とともに成長する過程が映し出される。

 荒川さんの新作イラストや、その作画映像、キャラクターのパネルに囲まれた撮影スポットなど、当展ならではの特別企画も満載。作品の世界観を反映させた物販ゾーンも注目だ。ファンだけでなく、初体験の人でも楽しめる内容になっている。

 同展は21日まで。チケットは同展窓口(当日券のみ)、ローソンチケットで販売。今年9月には、大阪・枚方市のひらかたパークでも同展が開催される。

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