「るろうに剣心展」原作者・和月氏の言葉が熱い!

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
 25周年記念 るろうに剣心展
 25周年記念 るろうに剣心展

 「25周年記念 るろうに剣心展」の開幕を翌日に控えた21日、東京ドームシティ「Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)」でプレス向け内覧会が開かれた。

 本展は1994~99年にかけて「週刊少年ジャンプ」で連載された、和月伸宏氏による「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」初の大規模作品展。昨年4月24日から開催される予定だったが、コロナ禍により延期となっていた。

 幕末に人斬りの罪を背負った剣客・緋村剣心が、不殺(ころさず)の逆刃刀に持ち替え、明治の舞台で人々を救うために強敵と死闘を繰り広げた同作。200点を超える展示品の中で、最大の見どころは貴重な原画の数々だ。

 「仲間とは」「正義とは」「強さとは」「命とは」「幸せとは」5つのキーワードに分類され、要所の原画に添えられた和月氏の談話が熱い。

 第百二十九幕「縮地」で剣心と瀬田宗次郎の交戦を描く原画には、絵作りの心を吐露している。

 「速いもの同士の闘いだから、とにかく速さ勝負、というのがまずありました。剣心がもともと速いので、剣心より速くするにはどうすればと思った時に『見えない』だなと。でもいきなり見えなくするのはやり過ぎだと思ったので、破壊の痕跡を残して速さを表現しよう、と思ったのが『縮地』のコンセプトです」

 第百三十八幕「摂理」の原画では、志々雄真実が口にした言葉に言及。

 「志々雄は剣心の対極にいるキャラクターです。『所詮この世は…』のセリフはストレート過ぎて正直おもしろみは無いと思うけど、ストレートだからこそ強く響くセリフだと思います。自分の中から自然に出てきたセリフですね」

 随所で和月氏の思い入れがうかがえ、ファンのみならず原画を見入ってしまうだろう。入館してすぐ、3分ほどの特別映像を鑑賞し、気持ちが盛り上がってから原画の前に立つ構成も心憎い。

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