「シン・エヴァンゲリオン劇場版」公開延期もファンは焦らず?古参ファンに聞く その胸中は

中将 タカノリ 中将 タカノリ
公開再延期のお知らせ(公式サイト)
公開再延期のお知らせ(公式サイト)

 1月23日に公開予定だった「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が新型コロナウイルス流行拡大による緊急事態宣言の影響で公開延期されることが発表された。

 「この度の緊急事態宣言の発出を受け慎重に検討を重ねた結果、感染拡大の収束が最優先であると判断し、1月23日の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』公開を自粛し、再延期を決定致しました。皆様には再びお待たせしてしまう事となり、誠に申し訳なく、深くお詫び申し上げます。(映画公式サイトより)」

 約9年ぶりとなる待望の劇場版作品がコロナ禍により公開延期となってしまったことはファンにとって大きな衝撃だったようだ。

とはいえ、その反響は必ずしも悲嘆にくれるものばかりではない。今回はコロナ禍の影響なので仕方がないが、エヴァンゲリオンの関連作品はこれまでにも「数年遅れて当たり前」と言わんばかりに公開延期の嵐。今回の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」にしても当初は2008年に公開予定だったのだから、ファンは待つことにすっかり慣らされてしまっているのだ。SNS上でも「楽しみは後に取っておけって言うしね」「これで感染者が増えて最悪亡くなってしまうって考えたらこれが最善だと思う」など穏健な反応が目立つ。

 今回の発表について長年のエヴァンゲリオンファンで、コスプレイヤーのひゆんゆさんにお話をうかがった。

 中将:公開延期を知った時のご感想をお聞かせください。

 ひゆんゆ:どういう作品に仕上がってるのか気にはなるんですが、これまで何回も待たされてるので今回の公開延期を知った時も心はまったく動揺しませんでした(笑)。それに今回は制作の都合による延期ではありませんし、多くのファンも「(緊急事態宣言下の)この状況では公開できないだろう」と納得しているのではないでしょうか。

 中将:「HUNTER×HUNTER」(集英社)もそうですが、延期や休載が多い作品のファンは心が強くなっているようですね(笑)。

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