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【中学受験】「夏祭り」と「宇宙人の考察」⁉受験生に必要なオンとオフの切り替えで実りの秋へ

受験

齋藤丈篤 齋藤丈篤
夏祭りイベントを楽しむ子どもたち。受験生にはオンとオフの切り替えも必要です
夏祭りイベントを楽しむ子どもたち。受験生にはオンとオフの切り替えも必要です

 こんにちは!アップ教育企画・進学館の齋藤と申します。

 秋らしい天候が…という話題を切り出すことをみじんも許さない暑さ残る日々ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。子どもたちは長い夏休みを終え、学校のある当たり前の日常をようやく思い出してきたころかと存じます。保護者さまにおかれましては、お弁当の準備など、さらなる多忙さが増してくることかと思いますが、受験生のサポート、どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、進学館では夏に頑張って勉強してくれた生徒たちへの「お楽しみ」ということで、夏の終わりに2つの企画を用意していました。

 1:夏祭り
いわゆるふつうの夏祭りを、建物に持ち込んで実施しています。いつもは熱くゲキをとばす講師も、この日だけは終始笑顔。Tシャツにハッピなんか重ねて、スーパーボールをすくったり輪投げをしたりする子どもたちと楽しい時間を過ごします。浴衣を着て参加してくれるガチ勢もいて、にぎやかな一日となりました。

 2:「宇宙人はいるの?」講演会
 甲南中学校の山内守明校長先生をお招きし、同テーマの講演を生徒、保護者さま両方に向けておこなっていただきました。山内先生は微古生物学、海洋古環境学が専門で、海洋地球研究船「みらい」に乗船し、北極海や太平洋、インド洋など亜熱帯・亜寒帯海域で海洋調査を行ったり、放散虫化石による古環境解析で、時代未詳とされていた中生代の四万十帯の年代決定を行い、層序を解明。プレートテクトニクス適用に貢献されるなど、校長先生という職務からはイメージしがたい博学さをお持ちでいらっしゃいます。

 そんな山内先生からの投げかけ、「宇宙人って、いると思う人は⁉」に対して、会の初めはポツポツとした挙手しか見られませんでした。しかし、先生の知見の深さと話術に、子どもたちのみならず大人もだんだんと吸い込まれていきました。科学的な数式により宇宙人存在の確からしさを証明して締めくくってくださった会の終わりのアンケートにおいては、ほぼすべての生徒が「いる!」と元気に手を挙げていたことが印象的でした。

 ここで、宇宙人がいる?いない?を議論することはもちろんありません。大切なのは、受験生であっても多忙な日常に「ON/OFF」をしっかり作ること。いくら成果を出させたくとも、望まないトレーニングを強いていては良い結果につながりません。いよいよ秋が深まり肌寒くなると、大人側の焦りも一気に加速していくことは想像に難くありませんが、最高の状態で本番を迎えさせるためにも、秋は一日の中においてもメリハリがあるよう、導いていく必要があると考えております。もちろん、ダラダラと過ごすことが許容できる時期ではありません。長時間(といっても進学館の授業は50分です)の集中が保てるよう、短い休み時間で心地よくリフレッシュさせたい。そのために他愛もない日常話の挿入も、大人チームが全力で取り組んでいきましょう。

 宇宙人、ひょっとしたらほんまにいるかも…。そんな思いを抱いた小学生が楽しく勉強を積み重ね、やがては自らの力で真実にたどり着いてくれたらこれほどうれしいことはありません。何げない秋の一日も、果てしない未来につながる今日であると信じ、子どもたちに素晴らしい「ON/OFF」が与えられるよう過ごしていきたいと思います。

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