「敬老の日」までひと月ほど。高齢の両親あるいは祖母や祖父に何を贈ろうかと考えている人も多いだろう。メディアサイト「敬老の日.jp」は、全国の10~60代の男女359人を対象に「敬老の日に関するアンケート調査」を実施、結果を公表した。
調査によると、「今年の敬老の日はギフトを贈りますか?」という質問に対し、45.1%が「贈る」と回答。「未定」が33.4%で「贈らない」は20.6%だった。全体として、敬老の日は“こうすべき”という固定観念から離れつつあり、それぞれの家庭やライフスタイルに合った方法で「ありがとう」を伝える、自由度の高い行事へと変化している。
「どのくらいの頻度で贈っているか?」については、「毎年」が39.8%で最も多く、「2、3年に一度(32.6%)」「とくに何もしない(19.2%)」「ギフトではなく気持ちだけ(8.4%)」と続いた。敬老の日が“年中行事”というより“節目の思い出づくり”として位置づけられ、毎年でなくても、誕生日や喜寿・米寿などと組み合わせて特別感を持たせて贈るというスタイルになりつつあるようだ。贈ることが大切なのではなく、気にかけること、想うことが何よりのプレゼント。形式ではなく、相手との関係性や生活背景に寄り添った、柔軟な敬老の日の在り方が広がりつつある。