パティシエの鎧塚俊彦氏が4日、自身のインスタグラムを更新し、妻で2015年に亡くなった女優・川島なお美さんと「生涯忘れることのできない」思い出を振り返った。
川島さんとワインを傾ける2ショットを掲載。「先日『日本では忘れ物が戻ってくる。本当に素晴らしい国だ』と書きましたが、実は海外でも、生涯忘れることのできない心温まる出来事がありました」と切り出し、川島さんと15年ほど前に米ロサンゼルスを訪れた際の“事件”を明かした。
日本に戻る前夜に食事をした後、タクシーでホテルに戻ると、パスポート、財布、カードケースなどを入れた鞄をタクシーに置き忘れたことに気づいた。タクシーの領収書もなく、絶望的な気持ちになっていたところ、部屋に「Are you Mr.Yoroizuka?」と電話がかかってきた。実は2人の直後にタクシーに乗った人物がわざわざホテルに連絡してきてくれたという。
待ち合わせ場所にあらためてタクシーで向かうと、「そこには、笑顔で私の鞄を振っているアメリカ人のカップルの姿」があった。「ありったけの感謝の言葉を何度も繰り返し、最後は思わずお二人とハグ。ホテルへ戻ると、女房とも歓喜のハグを交わしました」と振り返った。
ただ、ここで川島さんに「あなた、ちゃんとお礼した?」と指摘され、お礼を“言った”が、渡してはいないことに気づいた。「ガーーーン!!そうなのです。あまりの嬉しさと動転で、そこまで気が回らなかったのです」と大ショックだったという。
「チップ文化のアメリカであれほど親切にしていただいたのに、感謝の気持ちをちゃんと形にしてお返しすることができなかった そのことが、今でも心残りです」と明かした。鞄が無事戻ってきた後でホテルに戻り、川島さんから言われた「いい?あなたは人一倍の強い運を持っているの。でもね、そのせっかくの運を、こんなことに使っちゃいけないの。もっと大きなことに、その運を生かさなければいけないのよ」という言葉が忘れられないという。
「あれから約15年。私は女房が言ってくれたように、自分の運をちゃんと生かす生き方ができているかな?いつか胸を張って『できているよ!』と言えるように、もう少し頑張ってみます」と思いも新た。「そして、女房とロサンゼルスで出会ったあのお二人へ。本当に、本当にありがとうございました!!」と感謝も忘れなかった。