俳優ジェシー・アイゼンバーグは、その年の最低作品や演技を選ぶ「ゴールデン・ラズベリー賞(ラジー賞)」を受賞したことをきっかけに、キャリアの方向性を大きく変えたという。「ソーシャル・ネットワーク」(2011年)でのマーク・ザッカーバーグ氏役ではアカデミー賞の主演男優賞にノミネートされたこともあるアイゼンバーグは、2016年に「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」で、悪役のレックス・ルーサーJr.役を演じ、ラジー賞「最低助演男優賞」を受賞してしまったことで、脚本執筆や監督業へと目を向けるようになったと明かしている。
ロンドン映画祭期間中のトークイベントでアイゼンバーグは「恐れが大きな要因だった」と告白。「『バットマン』でラジー賞を受賞してしまったから、映画スタジオに行くのが嫌になってしまったんだ。そうしたら軌道が見えてきた」と明かした。「俳優だと、常に『自分が上り坂にいるのか下り坂にいるのか?』とパニックになる。横ばいってものがないからね」「俳優業というのは上手くやっているか、過去の人となっているかのどっちかという不安定でひどい業界だ。だから僕のような疑い深い人間はそれをかなり早く察知してしまう」と俳優という仕事をする上で避けられない心境について吐露した。
さらに「だから、映画を監督すべきだと思った。それで、どうにか仕事をやっていくために脚本も書き始めたんだ」と“別の道”についてコメント。そして、2度とスーパーヒーロー映画には出演しないと続けている。