米俳優ベン・アフレックが、トム・クルーズ主演の新作映画「DIGGER/ディガー」を擁護した。
「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」などで知られるベンは、同作の興行不振を喜ぶ風潮が、スタジオから挑戦する意欲を奪いかねないと警鐘を鳴らしている。アレハンドロ・G・イニャリトゥが監督し、トムが石油王を演じる同作は、10月2日の全米公開後に評価が大きく分かれ、多額の損失を出したと報じられている。
ベンは「ちょっと高校のいじめみたいなもので、映画を見てもいない人たちがやっている。正直、今まさに『DIGGER/ディガー』で起きていることだよ」とコメント。「みんなこの大コケを、まるで最高にワクワクする出来事みたいに祝いたがっている。でも、才能ある面白い人たちが作った、かなり野心的で興味深い映画なんだよ」と続けた。
自身も興行的に振るわない作品を経験してきたベンは、「リスクを取る映画を罰したら、何が出来上がると思う?ろくでもない画一的な映画の山だよ」「大きく振りかぶらなきゃ面白いことはできない。それはつまり、時には恥をかくってことなんだ」と、興行成績ばかりを重視する業界に疑問を投げかけた。
同作の北米興行収入は約1500万ドル(約24億円)にとどまり、1億6000万ドル(約251億円)超の製作費と1億ドル(約157億円)の宣伝費に遠く及ばない。バラエティは、ワーナー・ブラザースの損失が約2億4500万ドル(約385億円)に上る可能性があると試算している。
「ミッション:インポッシブル」シリーズや「トップガン マーヴェリック」などで大ヒットを重ねてきたトムにとって、異例のつまずきとなった。