「007」シリーズのジェームズ・ボンド役で知られる英俳優ダニエル・クレイグ(58)が、幽霊が出ると言われるロンドンのパブを購入した。ダニエルは、クラーケンウェルにある「ザ・ホースシュー」の新オーナーになった。
店のビール貯蔵庫には、昔のロンドンの絞首刑執行人の霊とされる「ギルバート」という幽霊もついてきたそうで、ダニエルは「タイムズ」紙に冗談交じりにこう語った。「彼が何を飲むのかは分からないけど、地下にビールを1杯置いておかなきゃいけないかもな。『はい、ギルバート、どうぞ』ってね」
ダニエルは、パブ経営から引退する前店主のポーリン・タッカーさんから店を引き継ぐ。タッカーさんはギルバートについてこう話している。「姿は見えません。気配を感じるんです」
ダニエルは、ホスピタリティ業界の大物ニック・ジョーンズとチャーリー・キャロル、そして昨年ともにビールブランド「Bad Belze」を立ち上げたジャスティン・オシェイとともに、再オープンに向けて店を改装中だ。両親も祖父母もパブを営んでいたダニエルは、家業を継げることを喜んでおり、18世紀半ばからこの場所にパブがあることから、伝統的な雰囲気を残す予定だという。
長年ニューヨークで暮らした後、最近妻のレイチェル・ワイズ(56)とロンドンに戻ったダニエルは、「ドアを入った瞬間、『これぞ酒場だ!』って思う。もちろん手は入れるけど、酒場のままにしておくつもりだよ。お金持ちの人たちに来てお金を使ってもらえたらうれしいけど、それが目的じゃない。誰でも気軽に入れて、ドアをくぐるのをためらわなくていい店にしたいんだ」とコンセプトを説明。最後に「金曜の夜はここにいるよ」と締めくくった。