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オスカー俳優に「HIV」の恐怖 アカデミー賞授賞式で明かされた恐ろしい計画「あなたを刺そうとしている」

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マイケル・ダグラス
マイケル・ダグラス

 「ブラック・レイン」などでも知られる俳優マイケル・ダグラス(82)が、アカデミー賞授賞式で登壇直前にFBIからHIVに感染した注射針で刺そうとする計画があると警告を受け、命の危険を感じていたことを明かした。

 マイケルは新たに出版した回顧録「One Helluva Ride」で、ロサンゼルスのシュライン・オーディトリアムで行われた1989年の授賞式での出来事をつづっている。オリバー・ストーン監督作「ウォール街」で冷酷な投資家ゴードン・ゲッコーを演じ、前年に主演男優賞を受賞したマイケルは、主演女優賞のプレゼンターとして招かれていたが、会場到着後まもなく警告を受けた。

 マイケルは「出迎えてくれたのはバレー(客の車を預かって駐車する仕事)係でもイベントの主催者でもなく、FBI捜査官とロサンゼルス市警の巡査部長だった」と記している。そして「今夜、誰かがHIVに感染した注射針であなたを刺そうとしているという情報がある」と告げられたという。

 当時はHIVの感染をめぐる恐怖や誤った情報が広がっていた時期で、マイケルは「エイズ危機のピークで、感染した針で刺されることは、事実上の死刑宣告みたいなものだった」と振り返っている。

 会場には私服警官が配置されていたものの、脅迫の主は特定されていなかったという。マイケルはすぐに出演を取りやめることはせず、巡査部長と一緒に「外にタバコを吸いに行った」と明かした。

 警告を受けながらも予定通りに登壇したマイケルは「その夜は何もかもが現実離れしていた。主演女優賞の発表の時間になってステージに出ていくとき、誰もステージに駆け寄ってこないか、客席をさっと見渡した」とつづり、「見えたのはまぶしいライトだけだった」と付け加えている。

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