キラー・マイクが4日に行われたグラミー賞授賞式で逮捕された。
授賞式の番組開始前の部分でラップ4部門のうち3部門を受賞したキラー・マイク(本名マイケル・レンダー)は、手錠をかけられて授賞式会場のクリプト・ドットコム・アリーナから連行されるところを目撃されている。
ハリウッド・レポーター誌のクリス・ガードナーは、X(旧ツイッター)でその動画を共有、「速報:ラッパーのキラー・マイクが、テレビ放映中に、3つのグラミー賞(『サイエンティスト&エンジニア』で最優秀ラップ楽曲賞と最優秀ラップ・パフォーマンス賞、アルバム『マイケル』で最優秀ラップ・アルバム賞)を受賞した後にクリプト・ドットコム・アリーナで手錠をかけられ連行された。彼のチームが当局から聞いた話では、今夜遅くにも同会場から解放される可能性があるそうだ。今も同会場内で拘留されているのか、また何の罪で拘束されたのかは不明だ。確認中」と伝えていた。
後に、ロサンゼルス警察の広報担当者が、名前は明かさなかったものの、男性が「身体的な喧嘩に関与した疑いで身柄を拘束され、現在取り調べを受けている」とピープルに話していた。その後、キラー・マイクが軽罪で起訴されたことを同警察は明らかにしている。
逮捕の直前、キラー・マイクは、自身の20年にわたるキャリアで初めてグラミー賞を受賞したことに関して、「すばらしい気分だ。先に誰かがゴールしているように感じても心配はいらない。自分のレースを走り続ければいい。自分を止める唯一のものは自身の想像力だけ。すべての行動において最高でいることが自分に対する責任なんだ」と喜びを語っていた。