俳優のシルベスター・スタローン(80)が、ロッキー・バルボアというキャラクターを進化させるために、ステロイドを使用していたことを明かした。1970年代半ばからロッキー役を演じてきたスタローンは、1982年公開の「ロッキー3」で、この架空のボクサーを成長させたいと考えていたという。
ニューヨークの文化施設、92ストリートYで行われたイベントに登壇したスタローンは「『ロッキー3』をやる頃には、意外性ってものがなくなってるんだ。この男がどういう人間か、みんなもう知ってるからね。僕はロッキーに深刻なナルシシズムを身につけさせたかった。傷跡を消して、まったくの別人にしたかったんだ。それが物語のポイントになる。ロッキーは守られていて、守りを固めて、うぬぼれていた。そしてついにミスター・T、つまりクラバー・ラングと対峙したとき、現実を突きつけられるわけさ。でも、そのためには体を完全に作り変える必要があった。体脂肪率を50%くらいから2.6%まで落としたんだ。文字通り、ツナを食べて、1日にコーヒーを30杯くらい飲んでね。それにもちろん、ステロイドもあった」と語った。
さらに、スタローンはハリウッドでは世間が思っている以上にステロイドの使用が一般的だと説明し、「みんな…本当にあいつらが天然だと思ってるのかい?スーパーヒーローとか、普通の男をはるかに超えた人物を演じようとしたら、無理なんだよ。衣装の一部を身につけるようなものなんだ。6週間から8週間、脚本に書かれた姿を体現して、それから脱ぎ捨てるのさ」と話している。