イギリス国内の「最も幽霊が出る宿泊施設」をまとめた最新リストが、旅行誌「コンデナスト・トラベラー」によって発表された。夜な夜な不可解な現象が起きるという、イギリス各地のスポットが紹介されている。
記事では「きしむパブ付きの部屋から、多くの人々が非業の死を遂げたかつての密輸拠点まで、イギリス国内には夜中に物音がしてもおかしくない幽霊ホテルが数多く存在する。朝食の席へと向かいながら、魔女の時間(丑三つ時)に自分の心が錯覚を起こしていたのかどうか確信を持てずにいる者もいれば、より鮮烈な体験をして日の出前に慌てて荷物をまとめる旅行者もいる。ここでは、国内で最も有名な幽霊ホテルの一部を紹介する。眠れるものなら、どうぞ安らかに」とうたわれている。
まず挙げられているのが、イングランド南東部の町、ライにある「ザ・マーメイド・イン」だ。不気味な冷気に包まれる部屋や、勝手に揺れる椅子が存在することで知られ、過去の宿泊客からは、ベッドに座る男性の幽霊や1号室の暖炉のそばに座る白い服を着た女性が目撃されている。
続いて、イングランド南西部に位置し、荒涼とした美しい海岸線や広大な荒野の景観で知られるコーンウォールの高原ボドミニ・ムーアを見下ろす「ジャマイカ・イン」だ。ダフニ・デュ・モーリエの同名小説「ジャマイカ・イン」の舞台として有名で、姿なき足音、転がる樽、そして子どもの幽霊が出没すると言われている。
また、スコットランド・エディンバラにある「ザ・ウィッチャリー・バイ・ザ・キャッスル」は、エディンバラ城前の広場で魔女狩りの処刑場としても知られるキャッスル・エスプラナードや魔女の嫌疑で300人以上の犠牲者が処刑された「魔女の泉」のすぐ近くに位置する歴史あるホテルだ。
そして、イングランドのケント州プラッキーにある「アイヴィー・ファーム・カントリー・ホテル」では1990年に敷地内の乳製品加工場で自ら命を絶った悲劇的な農夫の幽霊が伝わっており、今も廊下をさまよい、宿泊客にささやきかけると言われている。
最後に紹介するのが、イングランド中部ウォリックシャーに位置し、劇作家ウィリアム・シェイクスピアの生誕地として知られる歴史的な町、ストラトフォード・アポン・エイヴォンにある「エッティントン・パーク・ホテル」だ。ヴィクトリア朝の衣装をまとった女性の亡霊や、不気味な修道士が館内を巡っていると言われている。