学生時代、印象的な先生に出会ったことがあるという人は少なくないだろう。霰屋さんの作品「荒んだ国語教師 東雲司」では、とある国語の教師と生徒のやり取りが描かれている。同作はpixivに投稿されると、約1500いいねの注目を集めた。
ある高校の新入生たちのもとに、物腰柔らかそうな雰囲気の国語教師・東雲がやってきた。生徒たちは彼の雰囲気に「優しそうだね」と会話を交わす。しかしその後、東雲は「それでは授業を始めまーす、仕事なので」と先生の口から聞きたくない言葉を発したのだ。
東雲によると、ここでは口に出すべきではないと思った無数の本音は、やがてゆっくりと心を蝕んでいくんだとか。また、国語の授業は仕方なくやっているわけではなく、仕事だからと割り切っているのだそう。
「大丈夫ですよ、生徒の皆さんへの愛情はまだ残ってますからね!」と高らかに宣言する東雲に対し、生徒たちはなんとか先生をつなぎ止めようと思うのであった。
読者からは「こんな先生がいる学校に通いたい」「個性的すぎて面白い」などの声が寄せられている。そこで、作者の霰屋さんに話を聞いた。
「自分の言いたいことを言っているだけのひと」にならないように
―「国語教師」をテーマに描こうとお考えになったきっかけを教えてください
「荒んだ国語教師」は、もともとは商業誌の連載会議に出すために考えた企画に登場してくるキャラクターのうちのひとりでした。こんなキャラクターがいたら面白いんじゃないかな、くらいの思いつきから誕生しています。会議には通りませんでしたが気に入っているキャラクターです。
―同作を作品として表現するうえで、意識していることはありますか?
この荒んだ国語教師というキャラクターが「教師である自覚をちゃんと持っている人」ということを踏まえて、ちゃんと生徒のことを考えた言動になるよう意識しています。自分の言いたいことを言っているだけの人には見えないよう気を付けて描いています。
―同シリーズでは、国語以外の教科の先生たちも登場するのでしょうか?
荒んだ国語の先生も含めると全部で8人の先生が登場します!律儀な数学の先生や正直な新人の先生など、いろんなキャラクターがいるのでご覧いただけたら嬉しいです!
<霰屋さん関連情報>
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