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終戦の日にマンガ「ペリリュー」無料開放 編集部「壮絶な戦争の記録を、ひとりでも多くの人に」激戦地のリアル

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
武田一義氏「ペリリューー楽園のゲルニカー」第1巻の書影=©武田一義/白泉社
武田一義氏「ペリリューー楽園のゲルニカー」第1巻の書影=©武田一義/白泉社

 「ヤングアニマルWeb」の公式X(旧ツイッター)が15日に更新され、漫画家・武田一義氏の作品「ペリリュー-楽園のゲルニカ-」を、15、16日の2日間だけ全話無料で読めるようにしたことを伝えた。

 日付が15日に変わったタイミングでXが更新された。「終戦記念日です。戦没者を追悼し平和を祈念する日です。」と切り出し「ヤングアニマルでは本日から2日間、名作『ペリリュー─楽園のゲルニカ─』を全話無料で開放します。」と報告した。「ここで柔らかく描かれる、あまりに壮絶な戦争の記録を、ひとりでも多くの人に知ってほしいと願います。」と静かにつづった。

 同作は2021年まで「週刊ヤングアニマル」で連載されていた。太平洋戦争末期の昭和19年(1944年)、激戦地となったペリリュー島(パラオ諸島の一つ)が舞台。同島には2015年に天皇・皇后(現在の上皇・上皇后)両陛下が慰霊訪問をしたことでも知られる。漫画家志望の田丸均一等兵の目を通して、1万人の日本兵がほぼ全滅した戦場の現実が描かれている。

 絵柄はかわいい3頭身キャラだが、無造作に人が死んでゆく戦場のリアルが描かれている。砲撃で体がバラバラになる様子や、遺体に虫がわく表現などもある。洞窟に潜んだ日本兵同士の内ゲバなど戦場での不条理が浮き彫りになっていく。

 2025年にはアニメ映画として公開された。ただ、終戦後の遺骨収集のエピソードなどは映画では描かれていないため、コミックを読んで太平洋戦争に思いをはせる価値はある。武田氏も自身のXで「Netflixで配信中の映画をご覧になった方々も、映画では削ったエピソード、異なる展開、米兵目線、島民目線、兵士たちの戦後の人生など、原作漫画で、ぜひ読んでみて下さい」とアピールした。

 無料公開は16日の午後11時59分までとなっている。

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