年齢を重ねるにつれて、「若く見える」という言葉が誉め言葉として受け入れられなくなるようだ。Instagramに投稿されているさとういもこさんの漫画「若いって言われて嬉しい?」では、そんなミドルエイジならではの複雑な気持ちが描かれている。
主人公はある日、職場で同僚から持っていたペンを褒められる。それに対して「あ、これ?娘がくれたの」「50歳の母親へのプレゼントにこれって若い子のセンスですよね~」と話す。すると同僚から「桂木さん50歳なんですかー?ぜんぜん見えないです!」と驚かれた。
思わぬ言葉に、主人公は「これはどう応えるべき?」「乗っかってもいいやつ?」と戸惑ってしまう。「ありがとう」と素直に受け止めるのか、「そんなことないですよ」と謙遜するのか。若く見られることを喜んでいると思われるのも少し違うような気がして、主人公はどう返すのが正解なのか悩むのだった。
若く見られることへの葛藤を描いた同作について、作者のさとういもこさんに話を聞いた。
ー同作を描こうと思ったきっかけを教えてください。
実年齢と違って見えると言われた経験や、友人との「あるある!」と盛り上がった会話から着想を得ました。人の年齢って本当にわからないですし、自分がどう見られているのかもコントロールしにくいですよね。
ー「若く見える」と言われて戸惑う主人公の心情を描くうえで、意識したことはありますか?
50代は年齢だけ見たら【ミドルエイジ=いい大人】ではあるけれど、若い人と同じように悩みもするしモヤモヤもする。そんな等身大の気持ちの動きが伝わるといいなと思いながら描きました。
ー読者からの反応で特に印象に残っているものはありますか?
「若い」という評価に対してではなく、「好意的な言葉」への感謝を返すようにしているという反応があり、実生活で使える場面があるかも?と思いました。「このモヤモヤわかる〜」と共感の声もあり、年代に関わらず普遍的な問題なのかもなと思いました。
<さとういもこさん関連情報>
▽Instagram
https://www.instagram.com/satouimoko_comic/