シンガー・ソングライターのボブ・ディランが、全米ツアー最終日となる1日のナッシュビル公演に、ブルース界のベテランギタリスト、ジミー・ヴォーンをステージに迎えた。ヴォーンはセット5曲目に登場し、「偽預言者」でディランと共演したのち、ボ・ディドリーの1961年の隠れた名曲「I Can Tell」のカバーにも参加。終盤には再び登場し、「グッバイ・ジミー・リード」でも演奏した。
亡くなったギタリストのスティーヴィー・レイ・ヴォーンさんの兄であるヴォーンとディランの共演は90年代初頭、「アンダー・ザ・レッド・スカイ」期にさかのぼる。スティーヴィー・レイさんとともに「ゴッド・ノウズ」などにも参加し、2024年のオースティン公演でも共演していた。
今回の出演はディランのツアーバンドでギタリストの入れ替わりが激しい時期に起きた。2019年から在籍するボブ・ブリットは最近、解雇説が広まる中「自分の意思で」脱退したと明かし、不仲説を否定。ダグ・ランシオの脱退に続くかたちとなり、ジュリアン・レイジが数公演を担当した。現在、常任ギタリストはジョエル・パターソンのみとされ、今回のヴォーンの出演は起用の流動性が今後も続く可能性を示唆している。
10月にノルウェーで欧州公演が開幕するが、ラインアップは明らかになっていない。