akiya_b

夏バテ“予備軍”⁉猛暑で「冷たい料理」「麺・丼1品」ばかり…41.6%が夏の暑さは「食生活」に影響

よろず~調査班【ライフ】 よろず~調査班【ライフ】
画像はイメージ(marucyan/stock.adobe.com)
画像はイメージ(marucyan/stock.adobe.com)

 猛暑の続く夏は、冷たく口当たりのよい食事ばかりしてしまい、栄養も偏りがちだ。テーブルマーク株式会社はこのほど、全国の20~60代の男女500人を対象に「夏の食事に関する実態調査」を実施、結果を公表した。

 調査によると、について「体調(53.2%)」「睡眠(44.0%)」といった身体的な変化に加え、「食生活」に影響を感じている人が41.6%に上った。

 具体的な夏の食生活を尋ねたところ、最も多かったのは「冷たい料理ばかりを選ぶ(25.2%)」。続いて「麺類や丼など1品だけで済ませることが多い(25.0%)」「火を使った料理を避ける(24.8%)」など、いずれも暑さの中で“手間をかけずに済ませる”ことが選ばれる傾向がみられた。

 暑い日の食事の選び方として優先することを尋ねたところ、「手軽さ(59.2%)」「食べやすさ(54.0%)」と続き、「栄養」重視との回答は22.6%だった。理由については、「とりあえず食べられればいい」「キッチンは高温になりがち」「手っ取り早く済ませたい」など、“栄養まで気が回らない”というリアルな声が多く寄せられた。

 夏バテ対策として「重要だと感じていること」を尋ねたところ、「水分をこまめに摂る(71.6%)」「睡眠を十分にとる(58.6%)」が上位に挙がった一方、「バランスのとれた食事を摂る(36.6%)」「特定の食材を積極的に摂る(9.8%)」など、食事で対策を取っているという声は少数派だった。

 夏の食事の栄養バランスについては、46.4%が偏りを「感じる」と回答。植物性食品(野菜・豆類・きのこ類・海藻類など)についても、「(摂れていると)思う」と回答した人は合計で41.6%と半数以下にとどまった。「手軽さ・食べやすさ」重視となりがちな夏場の食生活の結果として、栄養価の高い植物性食品は後回しとなっているようだ。

 管理栄養士・河村玲子さん「夏は暑さの影響で疲れやすく、食欲が落ち、火を使う調理も敬遠されるため食事が単調になりがちです。一食完結の食事が増えることで、食生活全体のバランスが乱れやすくなります。こうした食事が続くと、疲れが取れにくくなるなど、体調にも影響を及ぼすことがあります。意識して毎日の食事にもう一品、豆類、きのこ類などの植物性のおかずを取り入れることが、偏りがちな夏の食生活を整える第一歩になります。簡単にできる方法として、まずは“色”を意識してみましょう。そうめんや丼ものなど、白や茶色ばかりになりがちな夏の食卓に、緑や赤などの彩りを一品添えるだけでも、自然と植物性食品を取り入れるきっかけになります。暑さで体力が落ちる夏の時期、手軽に取り入れられる工夫をしながら、夏を健やかに乗り切りましょう」

よろず〜の求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース