映画「マッド・マックス:フュリオサ」(2024年)や「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」シリーズのピーチ姫の声優、チェスを題材にしたNetflixのドラマ「クイーンズ・ギャンビット」などで知られる女優アニャ・テイラー=ジョイは、子供の頃にイギリスへ移住した際、学校で容姿を理由にいじめを受けていたという。「ザ・ハリウッド・リポーター」のインタビューで、当時の孤独な体験を明かした。
フロリダ州出身のアニャは幼少期をアルゼンチンで過ごし、6歳の時にブエノスアイレスから英国ロンドンへ移住した。サウス・ケンジントンにある私立のクイーンズ・ゲート・スクールに通い始めたが、南米から転校してきた当初は周囲に溶け込むのに苦労したという。同級生の頬にキスをしたことをきっかけにクラスメートから疎まれ、「あなたは美しくない」と繰り返し言われるなど、手酷い仲間外れに直面したと振り返る。
アニャは近年、子供の頃に孤立感を抱いていたことについて頻繁に語っており、雑誌「L’Officiel」に対しても、国を転々としていたことで同世代の仲間から常に疎外感を感じていたと吐露していた。
成長過程で批判にさらされたものの、エンターテインメント業界への道のりは10代の頃に思いがけない形で始まった。14歳で女優を目指してニューヨークに渡ったアニャは、パーティー用にハイヒールの履き慣らしをしようと歩いていたところ、モデルエージェンシー「ストーム」の創設者サラ・ドゥーカス氏からスカウトされた。当初はモデル業に全く興味がなかったが、「モデルが俳優になることもある」と聞いて挑戦を決意。すでに演技が自身の人生で本当にやりたいことだと分かっていたという。
その後、アニャの俳優としてのキャリアは「ウィッチ」(2017年)、「スプリット」(2017年)などホラー映画での演技に対する高評価をきっかけに加速した。さらに、「クイーンズ・ギャンビット」でチェスの神童ベス・ハーモンを演じてゴールデン・グローブ賞のテレビ部門の女優賞を獲得するなどしたほか、最近ではジョージ・ミラー監督の「マッド・マックス:フュリオサ」で主演を務めるなど、ハリウッドで最も注目されるスターの一人として確固たる地位を築いている。