歌手・女優のアリアナ・グランデが、自身の楽曲「バイ」が、アメリカの移民取締りを宣伝するTikTok動画の音源として使用されたことに激怒し、トランプ政権を非難した。
6月9日に投稿された問題の動画では、ICE(米移民・関税執行局)の捜査官が人々を拘束し手錠をかける様子を伝えた動画のBGMに「バイ」が流れており、「バイバイ。トランプ大統領は史上最も安全な国境を実現した」というキャプションが添えられていた。
アリアナは現在は削除されたコメントで、「この野蛮で非人道的、極悪非道なたわごとに、私の音楽を絶対に使わないで。ICEなんてくそ食らえ」と反論。本人のチームは「バラエティ」誌に対し、このコメントが本人によるものであったことを認めている。問題のTikTok動画の音源はその後ミュートされ、現在は「この音声は利用できません」と表示されている。
ホワイトハウスの広報担当者は動画について「本当に野蛮で非人道的、極悪非道なのは、罪のないアメリカ市民を傷つけ殺害してきた犯罪歴のある不法移民たちだ」と擁護した。
アリアナはこれまでもトランプ大統領とその支持者を繰り返し批判しており、政権発足から8カ月が経った今、有権者が「以前より良くなった」と感じているか疑問を投げかけている。再投稿したメッセージでは、移民政策の取り締まりやトランス権利への攻撃、言論の自由の侵害が広がっているとの懸念を示していた。