日常生活を送っていると「気を遣ったつもりが、思わぬ方向に転がってしまった」と思うような経験をすることがあるだろう。そんな日常の“あるある”を切り取った漫画「気遣いが裏目に出たやつ」(作:高円寺くん)が、SNSで話題を集めている。
それは閉店間際のスーパーでのこと。カゴいっぱいの商品を抱えた作者の後ろには、魚肉ソーセージ一本だけを手にしたお年寄りが並んでいた。そこで、作者はすかさず「あの…おじいちゃん。僕、量が多いのでお先どうぞ」と声をかける。
するとレジの店員も流れに乗り、「お兄さんありがと!おじいちゃん、どうぞ~」と笑顔で案内した。しかし、お年寄りはしばし沈黙したのち「おばあちゃんです…」とつぶやき、その瞬間、その場の空気が凍りついた。
2人はすぐさま謝罪し、お年寄りも「いいのいいの」と優しく受け止めてくれた。しかし作者の心にはじわじわと後悔が広がる。「お先どうぞ」だけで良かったのに、と後悔せずにはいられないのだった。
思わず苦笑してしまうエピソードに、読者からは「おじいさんかおばあさんか分からない人居ますよね。私も気をつけます」や「これは自分もやりかねない…」などの声があがっている。そんな同作について作者の高円寺くんに話を聞いた。
―同作を制作されたきっかけがあれば教えてください。
私が描いたエッセイ漫画は最近の話から、実際は少し前の話もあったりするのですが、これはちょうどネタ探し中にこの話の出来事が起きたので、すぐ翌日に描いた気がします。
―制作にあたり、特に意識されていることや、読者に注目してほしいポイントがあれば教えてください。
意識しているのは、いつもわかりやすくでしょうか。
注目して欲しいポイントは、この話では、ちゃんと絵で『おじいさんかおばあさんか判らない人』という説得力を持たせないといけないので、そこでしょうか。
―同作のように日常の出来事を多く作品にされていらっしゃいますが、普段はどのようにネタを見つけていらっしゃいますか。
常日頃、ネタ探しをしてメモに書いたりしているのですが、その場ですぐ「これ描こう」となることもあれば、当時はその事態に必死だったけど、あとあと振り返った時に「あんなことあったな、あれ漫画にできるんじゃ?」って思うことも多いです。
特に切ないオチ恥ずかしいオチになっている話はコメディ風になっていますが、当時はしっかり落ち込んでいます…
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