故マイケル・ジャクソンさんが愛したチンパンジーのバブルスは、ネバーランド・ランチを訪れた子供たちの前で粗暴行為を行ったため、追い出されたという。
睡眠薬として使用していた医療用鎮静剤の大量過剰摂取により50歳で死去したマイケルさんは、1980年代、カリフォルニアのネバーランド・ランチで飼育していたバブルスとの絆が広く知られていた。バブルスがマイケルさんのツアーに同行したり、お揃いの衣装を着て、同じ空間で生活するなどの奇妙な関係は、長年マイケルさんの型破りなライフスタイルを象徴するものとして挙げられてきた。
ジャクソン家が支援する映画『Michael/マイケル』が、1988年以前の初期のキャリアに再び焦点を当てていることから、マイケルさんとバブルスの絆への関心が現在再燃しているところだ。この時期には、『スリラー』『バッド』といったアルバムに続く成功の絶頂期が含まれている。
マイケルさんの伝記執筆で本人と密接に協力した作家スティーヴン・デイヴィスは、マイケルさんの死直後のインタビューで、バブルスがネバーランドを訪れた子供たちに関わる一連の事件を起こした後、最終的にネバーランドから連れ出されたと明かしていた。このコメントが同映画の公開を受けてファンによって再注目されたかたちだ。
当時、デイヴィスは「バブルスに何が起きたかというと、ネバーランド・ランチを訪れるスクールバスに乗った子供たちの前で、自慰行為を始めた。だから、バブルスを人目につかない場所に隔離し、しつけ直したんだ」と告白。続けて、ある日、日本から大事なゲストとして訪れた子供たちがバブルスの居場所を知りたがったため、スタッフがバブルスを連れてきた際のエピソードをこう明かしていた。「それでバブルスを連れてきたんだけど、おむつの中に手を突っ込んで、両手に山盛りの糞を握りしめていて、それを子供たちに投げつけた。それでバブルスはお終いだった」
一方、マイケルさんの周辺事情に詳しい情報筋も、RadarOnline.comに対し、これらの疑惑の出来事がバブルスの扱いに変化をもたらしたと語っている。「バブルスはもはや目新しさや無害な相棒ではなく、予測不能で制御が難しい存在になっているという認識が高まっていた。マイケル・ジャクソンとの愛情に満ちた関係として始まったものが、チンパンジーが成長するにつれて変化し、そのリスクを無視できなくなったのだ」
バブルスは現在、フロリダ州ウォチュラにある「センター・フォー・グレート・エイプス」で生活をしている。43歳となったバブルスについて、飼育担当者は「晩年は落ち着きを見せている」と評している。また、バブルスの世話に関わっているある関係者はRadarに対し、「バブルスは他のチンパンジーたちの間で一種のリーダー的存在となっている。人々がバブルスの若い頃に抱いていたような混沌としたイメージとは、全く異なる姿だ」と語った。
保護施設のスタッフによると、バブルスは水をはねたり砂を投げたりといった遊び心のある行動を見せているほか、施設の運営資金を賄うために販売されるアート作品も制作している。バブルスの介護費用は依然としてマイケルの遺産から賄われているそうで、その費用は年間最大3万ドル(450万円)に上ると見られている。
ちなみに映画『Michael/マイケル』は、キャリアを通じて本人に付きまとった児童虐待疑惑など、生涯における物議を醸す側面を省略して製作されているとの非難に直面しているところだ。