日常の中で、「え、そっち?」とツッコミたくなるような瞬間に出くわしたことはないだろうか。ほんの些細なズレや予想外のひと言が笑いを誘う、そんなあるあるを切り取った作品をおだかけんたろうさんがX(旧Twitter)で投稿している。
3人で遊びに行くことになり、そのうちの1人が「切符を買ってくるから先に行ってて」と声をかける。言われた通りに待っているのかと思いきや、切符を買って戻ってくると、すでに2人は電車に乗ってしまっていた。まさかの置いてけぼりに、「そういう意味じゃない」と言いたくなる一幕だ。
そういった言葉のニュアンスの違いは、学校でも起こりうる。いろいろな人の長い話を聞かされている生徒たちに気を利かせた校長が「体育座りで疲れたでしょう」と声をかける。生徒にはようやく話が終わるのかと期待が高まるが、次に出た言葉は「私の話は姿勢を崩して聞いていいよ」という期待はずれの言葉。優しさの方向が少しズレている絶妙な展開に、なんとも言えない空気が漂うのだった。
さらに、近所の大人とのやり取りにも、同じようなズレが見える。身長が130センチになったと嬉しそうに報告する子どもに対し、「あと40センチね」と返す一言。悪気はないものの、純粋な喜びをさらりと現実に引き戻してしまう。
そんな同作について、作者のおだかけんたろうさんに詳しく話を聞いた。
ー「校長先生の話」や「計算してくるおばさん」など、ご自身の体験をもとに描かれているものもあるのでしょうか?
自分の経験をそのままではあまり描かないです。ただ、例えば優しそうな人と話し終えた時に「あぁいう人が葉巻とか吸ってたら面白いな」みたいな部分から考えてたりしますね。
ーおだかさんの漫画は、セリフが少なくても状況が瞬時に伝わりますね!「あえて描かないこと」や「読者の想像に任せる部分」をどのように決めていますか?
あまり描かないのはツッコミですね。ツッコミが無いことでジワジワくるようなものを目指して描いてます。
ーさまざまな角度から作品が描かれていますが、日常の中でネタを見つける際に、意識している視点はありますか?
視点としては、あるあるやその人が言わなそうな事(やらなそうな事)、ちょっとマニアックだけど何となくみんなそう思ってそうな事などの点から色々考えたりしています。
<おだかけんたろうさん関連情報>
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