「いつかやらなければ」と思いつつも、なかなか手をつけられない終活。インターネットリサーチの株式会社NEXERはこのほど、家族葬・葬儀・お葬式「斎場白島会館」と共同で、全国の60代以上の男女350人を対象に「終活と葬儀の事前準備」についてアンケートを実施、結果を公表した。
自身の葬儀について事前に考えたり準備したりしているかを尋ねたところ、「している」が16.3%、「していない」が83.7%だった。8割以上が、自分の葬儀について具体的な準備には至っていない。
「している」という回答者にどの程度進めているかを尋ねたところ、最も多かったのは「葬儀の形式を決めた」で59.6%。「依頼したい葬儀社の候補がある・相談した(33.3%)」「予算の目安を決めた(22.8%)」「葬儀の参列者の範囲を考えた(21.1%)」と続いた。まず葬儀の形式や規模感といった大枠の方向性を決めるところから取り組んでいる人が多い。
準備を始めたきっかけでは、「3年前に咽頭がんの手術をしてから(60代男性)」「親を看取ったから(60代女性)」「喪主になっての大変さを味わったから(70代女性)」など、自身の病気や体調の変化、身近な人の死が大きなきっかけになっているケースが多く、「残された家族に同じ苦労をさせたくない」という思いが、準備の原動力になっている。
一方、準備を初めていない理由では、「何をしていいのかわからない(60代男性)」「まずは同居している親の終活・葬儀が先だから(60代男性)」「まだ元気なのでそういう縁起の悪いことは考えたくない(70代男性)」など、実感がないという戸惑いや心理的な抵抗を挙げる声が目立った。
準備をしている層に自身の希望を家族に伝えているかを尋ねたところ、「伝えている」が87.7%、「伝えていない」が12.3%だった。具体的には「家族葬でささやかにやってほしいと頼んだ(60代男性)」「海に散骨してほしい(60代女性)」「一番安い直葬で良いこと、誰にも知らせなくて良いこと(70代男性)」「葬儀に関することはエンディングノートに全てを記入し、パソコンには資産の状況や保管場所などを子どもたちに伝えてある(80代男性)」「延命治療の有無や火葬方法等について妻と相談してます(80代男性)」などがあり、簡素な形式を希望する声が多かった。
葬儀について事前に決めておきたいことでは、「葬儀の形式」が75.4%で最も多く、「お墓・納骨(54.4%)」「参列者の範囲(52.6%)」「場所(42.1%)」「費用・予算(40.4%)」で続いた。
◆斎場白島会館(https://www.so-gi.co.jp/)