亡くなった歌手のティナ・ターナーさんの名前、肖像、パブリシティ権、そして音楽カタログの過半数が、スウェーデンのエンターテインメント企業ポップハウス・エンターテインメントに売却された。BMGとの新たな契約を通じて成立したもので、同社は19日に買収を発表している。
ポップハウスはポップグループ・ABBAのビョルン・ウルヴァースが共同設立者として名を連ね、デジタルアバター作品などで知られる企業。交渉は2023年に「ロックの女王」と呼ばれたティナが83歳で死去した後に本格化したという。
ティナは数十年にわたるキャリアの中で、「愛の魔力」など数々のヒット曲を生み出した。グラミー賞は生涯功労賞を含む12回受賞し、ロックの殿堂には2度殿堂入り。2005年にはケネディ・センター名誉賞も受章し、世界での総売上は1億5000万枚以上にのぼる。
ポップハウスは近年、著名アーティストの権利取得を通じてグローバル展開を加速させており、2024年にはハードロックバンドのKISSが楽曲カタログ全体に加え、ブランド名や知的財産権を同社に売却。取引額は3億ドル超(約450億円)と見られている。