英エセックス州ボッキングのセント・メアリー教会に、ザ・プロディジーの故キース・フリントをたたえる「悪魔の角」を模した記念ベンチが設置され、一部住民から「教会にふさわしいのか」と疑問の声が上がっている。これに対し、同教会のロッド・リード司祭は、追悼の意図は敬意に満ちたものだとして擁護した。
ベンチはキースの墓の近くに置かれ、トレードマークだった角のようなヘアスタイルを思わせる湾曲した金属製の角が特徴。ファンからは称賛の声が多い一方、伝統的な教会の景観にそぐわないと感じる人もいたという。
リード司祭はBBCの取材に対し、バンドと家族は終始、場所への配慮を重ねてきたと説明。「教会墓地にふさわしい形を望んでいました。とても敬意深く、環境を十分に意識していました」と語った。また、地元ブレイントリー周辺の人々にとって、この追悼は大きな意味を持つとも強調した。
このベンチは、地元で結成され初期の支持を築いたザ・プロディジーと、地域社会に残したキースの影響力を記念するために制作された。すでに多くのファンが現地を訪れ、写真やメッセージで功績をたたえている。
2019年に49歳で亡くなったキースは、UKエレクトロニック音楽を代表する存在の一人。爆発的なステージパフォーマンスと独自のスタイル、そして「ファイアスターター」などの代表曲で、1990年代に世界的成功を収めた。