エド・シーランに激似の男性が、ショッピングセンター内での撮影に際し、1000万ポンド(約21億円)もの保険加入を要求された。
タイ・ジョーンズ(30)は、プロの「シーランそっくりさん」として10年間活動してきた。しかし現在、あまりに似すぎていることが原因で「身動きが取れないような感覚」に陥っているという。
タイは現在、ショッピングセンター、特に地元マンチェスターの「トラフォード・センター」を避けるようにしているそうだ。というのも、施設内での撮影だけで、万が一のパニックや事故に備えた「最大1000万ポンド(約21億円)を補償する保険」への自己加入が必要と言い渡されたからだ。
ウェブサイト「What's The Jam?」に対しタイは、「そこで撮影するには1000万ポンドの保険と事前通知が必要なんだ。以前入ったときは巨大な人だかりができて、どこへ行っても追いかけ回されたからね」と語った。通常、こうした高額な保険はプロの興行主が用意するものだが、個人活動のタイにとって、これだけの補償枠を確保することは事実上の「撮影禁止」に近い高いハードルとなっている。
「エド・シーラン本人が巻き起こす騒動を、常に意識せざるを得ない」と認めたタイ、混雑した公共の場を「潜在的なトラブルの場」と表現していた。
そっくりさん生活は、SNSのフォロワーが急増するといったメリットもあるものの、決して楽しいことばかりではないようだ。路上で取り囲まれるのは日常茶飯事で、本物のエドではないと分かった瞬間に怒鳴られることや、混乱のせいで怪我人が出る場面に遭遇することさえあるという。「自転車に乗った男性が、私に気を取られてハンドルから手を離し、そのまま転倒したこともあった」「まさにコメディ映画の一場面のようだった。でも、私がエドではないと気づいた時の彼の落胆ぶりは、見ていて辛いものがあった」
タイによれば、ファンの態度は一瞬で豹変するそうだ。涙を流さんばかりの崇拝の眼差しが、人違いだと気づいた途端、むき出しの苛立ちへと変わるとタイは締めくくった