千葉県の市川市動植物園が20日、公式X(旧ツイッター)アカウントを更新。ネット上で話題となっているニホンザルのパンチ君について、声明文を発表した。
パンチ君は2025年7月に誕生。しかし親ザルに放置されていることが発見され、人工哺育がなされていた。今年1月からニホンザルの群れの中に馴染めるよう、同じ敷地内に戻していることを同園が報告していた。人工哺育時に親代わりとして気に入っていたオランウータンのぬいぐるみを大事そうに抱える姿や、群れに戻ろうと奮闘しているパンチ君の姿に心打たれる人が続出していた。
ただこの日までにパンチ君が大人のサルに怒られて、地面に引きずられる動画が拡散されており、パンチ君を心配をする声が出ていた。それに対して20日に同園は文書を公開。飼育担当員は「パンチを引きずったのはパンチがコミュニケーションを取ろうとした子ザルの母親だと思われます」と明かし、「恐らく母ザルは子ザルが嫌なことをされたと思い、パンチに対して『子ザルに嫌なことをするな』と怒ったのではないかと思います」と推測した。
この光景について「これまでにもパンチは何度も怒られたりすることでサルとして生きるためのコミュニケーション方法を学んできています」とサル社会への復帰の一環であることを記し、「引きずられた後、ぬいぐるみへと逃げ込んでいますが、少し時間が経てばいつも通りぬいぐるみから離れて他のサルとコミュニケーションをとっていました」と問題ないことを記した。
また人工哺育から群れに戻すこと自体についても「こういった出来事があることは覚悟してきました」と記し、「これまでも何度も群れのサルに怒られることはありましたが、本気で攻撃しようとするサルはいません」と改めて問題ないことを明記。「パンチは怒られながらも、立ち直りの早いメンタルの強さも持ち合わせています」とパンチ自体の性格も記し、「色んなサルとのコミュニケーションを取ろうとした結果の群れのサルからの躾が行われるのは、ただかわいそうと思うのではなく、パンチの頑張りを応援していただければと思います」と締めた。