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「高校生の生成AIと受験勉強」8割超がChatGPT利用 「正確性」「考える力」で悪影響指摘する声も

受験

よろず~ニュース調査班 よろず~ニュース調査班
画像はイメージ(Robert/stock.adobe.com)
画像はイメージ(Robert/stock.adobe.com)

 学習塾「武田塾」を全国に展開している株式会社A.verはこのほど、生成AIを学習に活用している高校生111人を対象に「生成AIと受験勉強の実態調査」を実施、結果を公表した。

 受験勉強に活用している生成AIを複数回答で尋ねたところ、「ChatGPT」が84.7%で圧倒的に多かった。「Gemini」が25.2%、「Microsoft Copilot」が4.5%で続いた。

 どのようなときに活用するかでは、「テスト対策全般(定期テストや模試など)」が39.6%で最多。「授業の復習(35.1%)」「授業の予習(21.6%)」の順だった。

 生成AIが最も役立っていると感じる科目では、「数学(36.0%)」「英語(23.4%)」「国語(9.0%)」「政治・経済(4.5%)」「物理(3.6%)」が上位5科目。「地理」は0%だった。

 具体的にどのような場面で生成AIを活用するかについては、「問題の解き方を質問する」が55.7%で最多。「解答の添削(25.8%)」「教科書・参考書の補足説明(25.8%)」「英語の和訳・解説(25.8%)」などが続いた。

 生成AIを活用する際、不安に感じることや課題と感じることを尋ねたところ、「情報の正確性(52.3%)」「過度に依存してしまう(33.3%)」「思考力低下への懸念(28.8%)」が上位に挙がった。

 従来の学習方法と比べてどのような点で効果的だと感じるかについては、「短時間で必要な情報を得られる」が60.4%で最も多く、「24時間いつでも利用できる(49.5%)」「自分の理解度に合わせた説明をしてくれる(40.5%)」「多様な問題や質問を作成してくれる(21.6%)」などが続いた。

 生成AIを学習に活用することで、実際に感じた悪い変化や影響では、「すぐにAIに頼るようになった(58.6%)」「自分で考える力が落ちた(28.8%)」「間違った情報を信じてしまった(18.0%)」「自分で調べる習慣がなくなった(15.3%)」などが挙がった。

 生成AIに頼りすぎないために、40.5%が自分なりのルールや工夫を取り入れ、具体的には「まず自分で考えてから使う(66.7%)」「AIの回答を鵜呑みにせず必ず確認する(44.4%)」「答えを直接聞かずにヒントだけもらう(35.6%)」「使う時間や回数を決めている(13.3%)」「特定の科目や場面でしか使わない(11.1%)」といった回答が挙がった。

 受験本番を見据えた時、今後の生成AI活用について、「積極的に活用していきたい」が19.8%、「必要な場面で適度に活用していきたい」が64.9%だった。

 高校生の間で生成AI活用が定着する一方、情報の正確性への不安やAI依存への自覚も高まっている。「積極的に活用したい」から「適度に活用したい」へと意識がシフトし、生成AIを便利なツールとして活用しつつも、自分で考える力を維持しようとするバランス感覚が育まれつつあると言える。

 ◆武田塾(https://www.takeda.tv/)

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