受験シーズンも本格化。大学受験ともなると、保護者にとっては資金面でも頭を悩ませる時期だ。株式会社DeltaXの運営する塾選びサービス「塾選」はこのほど、大学生の子どもを持つ保護者100人を対象に「教育資金の実態調査」を実施、結果を公表した。
子供の大学入学時点で教育資金をいくら貯めておけば良かったかを尋ねたところ、「700万~900万円未満(28%)」が最も多かった。卒業までにかかる見込みの金額も「700万円以上」が合計57%を超えた。実際には、仕送りや通学費用、ゼミの合宿費なども加算される。「1000万円以上」と回答した家庭も2割に達していることから、「4年間の学費だけ」を基準に貯蓄目標を立ててしまうと、大学進学後に資金不足を感じるリスクが高まると言えそうだ。
大学入学時点で貯めておきたい教育資金の理想額が「700万~900万円未満」である一方、現実の貯蓄額は「300万~500万円未満」が32%で最多だった。理想と現実には数百万円の開きがある。
現在の教育資金の状況について、半数以上が生活に支障のない範囲で用意できているが、4割以上の家庭は「家計を切り詰めて、何とか工面できている」「かなり苦しく、不足する可能性がある」「すでに不足している」と回答。教育資金不足に陥る理由では、「学費以外の支出や一人暮らしの生活費」「想定外の進路による費用増加」の2つの要因が挙げられた。
また、「もっと早くから貯めておけば良かった。計画的にすれば良かったと後悔でいっぱい(広島県・大学1年女子の保護者)」など、教育資金に関しては「早くから長期的に貯めるべき」「預貯金だけでなく資産運用も」「学費以外の出費にも備えればよかった」といった“3つの教訓”を挙げる声も寄せられた。
実際に700万~900万円以上を貯めていた家庭では、子供が0歳の頃から教育資金の準備を始め、「預貯金+α」の組み合わせが最多だった。日々の節約努力だけでなく、財テク方法として「給与からの『先取り・別口座』で生活費と完全に切り離す」「『児童手当・ボーナス・お祝い』は聖域にして手を付けない」「預金だけでなく『投資・学資保険』を活用する」の3つが挙がった。大学進学には高額の費用がかかる。月々の負担を分散するためにも、早くから準備&仕組化することが大切と言える。