「空耳アワーに投稿していた頃…」
テレビ番組『タモリ倶楽部』(現在は終了)内のコーナー「空耳アワー」に投稿を続け、名作を生みだした人物のポストがXで話題になっている。
アメリカのバンド、ペインキラーの曲「スカッドアタック」冒頭のシャウトを「ならできないじゃない!」に空耳し、電池が入っていないゲーム機の映像と合わせ伝説となった名作を覚えているだろうか。現在SpotifyやApple musicで配信されている原曲を聞いてみると「ならできないじゃない!!!」としか聞こえず、名作たる所以を感じる。
投稿主、いとととさん(@itototo1010)によるとこの空耳はスランプ中に見つけたもので、投稿時は「ただ聞こえるだけで面白くない空耳」と思ったていたそう。詳しく話を聞いた。
――投稿はどれくらいのペースでしたか?
いととと:最初は月に10〜20枚程度。どんどん増えて月に100枚ほど送っていた時期もあります。ネット投稿が解禁されてからはハガキとネット投稿合わせて月に200本送ったことも。投稿を始めた2013年から累計すると2000〜3000本以上になりそうです。ハガキ代を買うためにバイトもしていたんですよ。
――投稿時に映像の指定はされましたか?
いととと:ほぼしなかったです。たまに映像のイメージのイラストを描いたこともありますが不採用でした。投稿時から「こういう映像かな?」など想像していましたが、大抵予想外の映像でした。
――テレビで放送されたものを見る時のお気持ちを教えてください。
いととと:やった!報われた!という気持ち。自分の空耳にタモリさんや安齋さんがウケている様子を見ると、とても嬉しかったです。
――一番思い出に残る作品はどれでしたか?
いととと:最初にジャンパーを獲得した「ならできないじゃない!」です。投稿時は今まで投稿したものの中で1番自信がなく「これじゃ通用しないと思うけど一応送るか」という気持ちでした。そしたら採用されて、しかも3年半ぶりのジャンパーをいただけたのは驚き。嬉しさと「え、こんなんでよかったんだ」という脱力した気持ちもありました。
――安斎肇 さんやタモリさんからのお言葉で嬉しかったものは?
いととと:「ならできないじゃない!」でジャンパーを獲得した際に、タモリさんや安齋さんに「愛知の伊藤くん」と名前を呼んでもらえたのが心に残っています。
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SNSでは「電池交換のたび思い出す」「この作品は人類の宝」「表現者の迷走や創作あるあるは空耳も同じ」「新しさを掴みにいくほど視野は狭くなるんですよね」などの反響が寄せられた。
なお、いとととさんは、4コマ漫画の定義を再解釈した「現代4コマ」を提唱・制作し、展示などの活動も行っているそう。こちらも必見だ。
いととと X
https://x.com/itototo1010
現代4コマXアカウント
https://x.com/gendai4koma