足が長すぎるウサギの動画が話題になっている。
びえいハスカップファーム(北海道美瑛町)公式Xが投稿したのは、雪の積もった農園に現れたウサギの動画。
ぴょんぴょん飛び跳ねるかと思いきや、太く長い4本の足で立ち上がり、雪の上をノシノシ歩く姿が!北海道に生息するエゾユキウサギで、一般的なウサギとは違うたくましい姿がXで話題となり、20万表示を越えた。農場では追い払われがちなウサギだが、びえいハスカップファームでは豊富な牧草など豊かな環境により農作物への被害がなく、ウサギたちとの共生を実現している。
代表の須磨智史さんに話を聞いた。
――撮影された状況について。
須磨:12月末の午前中。足の雪への沈み方で大体の気温がわかるので、暖かく気温はプラスなはず。比較的暖かい日でした。
―― 一般的にイメージされるうさぎと決定的に違うポイントは?
須磨:一般的な飼いウサギ(アナウサギ)と違って。ノウサギ属なので体が大きいのが特徴。近くで見ると思っている以上に大きいのと、後ろ足が大きく筋肉質です。
――エゾユキウサギは園内に住んでいるのですか?
須磨:園内にいると思いますが、夜中の行動範囲が広いのと基本的にノウサギは巣穴を作りませんので、住みついているわけでは無いのかも。春の繁殖期には最大で同時に10体確認できました。春以外は2~3体常駐している感じです。
――共生しているそうですが、ファームにとってウサギはどんな存在ですか?
須磨:春は大量の兎糞によって畑が肥え、夏は地面に落ちたブルーベリーを食べてくれ、秋は余分な細い枝を食べて果樹の剪定をしてくれ助かっています。私と母親の二人だけで管理しているので、無くてならない頼れる存在。今のところメリットしかありません。
――ウサギたちの冬の暮らしについて。
須磨:ほぼ動かないので、一番姿を見ることが難しい時期です。餌は、雪の下にある枯れ草や枝などを食べているようです。
――投稿された動画には「平和で優しい世界が続きますように」の一文が添えられていましたが、意図は?
須磨:クマ問題など、人と野生動物との関わり方を基本的なことから見直す時期だと思うので、共生・共存は状況や環境によっては可能だということを、一つの例としてこれからも情報発信できたらと思います。
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SNSでは「素晴らしい映像」「想像以上に長い足、犬の後ろ足みたい。」「カンジキのように接地面を増やして雪上で沈まないようにしているのかも」「こんなに足が長いのか、うさぎの皮を被ったオオカミなのでは?」などの反響が集まった。
なお、農園では撮影や見学は受付けていないので、たくましいウサギの様子はXからご覧いただきたい。
びえいハスカップファーム関連情報
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