伝説的ロックバンドのグレイトフル・デッドの創設メンバーでギタリストのボブ・ウィアー氏が、10日、肺の持病による合併症のため78歳で亡くなった。2025年7月にがんと診断され治療を受けていたが、家族に囲まれ穏やかに息を引き取ったという。
公式インスタグラムの声明では、「深い悲しみとともにボビーの訃報をお伝えします。がんを乗り越えた後も、肺の問題には勝てませんでした」と報告。グレイトフル・デッドの公式アカウントも同声明をシェアした。
声明は妻ナターシャさん、娘のシャラ・モネさんとクロエ・カエリアさんを残して旅立ったウィアー氏の60年以上にわたるキャリアを称え、「ギタリスト、ボーカリスト、語り手として、彼の音楽は世代を超えて人々をつなぎ、コミュニティーを育んだ」とその功績を振り返った。昨年の治療期間中もステージに立ち、地元ゴールデン・ゲート・パークでの3夜連続公演を成功させたことについて、「別れではなく、彼らしい贈り物だった」と記している。
また、ウィアー氏が生前「300年続くレガシーを残したい」と語っていたことにも触れ、「その夢が未来のデッドヘッズに受け継がれることを願う」と綴っている。
ウィアー氏の訃報に音楽界から故人を偲ぶ言葉が多く寄せられている。ボブ・ディランは1987年の「ディラン ザ・デッド」ツアー写真をXに投稿し、静かな追悼を捧げた。元イーグルスのドン・フェルダーもウィアー氏との写真を添えて「彼の音楽性に圧倒された」と追悼。長年の友人マイケル・フランティも、共演の思い出をつづった長文メッセージをインスタグラムに投稿している。