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人気漫画家24年のクリスマスに死去していた 1年後に公表「故人ならびに遺族のご意向」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
画像はイメージ(Vadym/stock.adobe.com)
画像はイメージ(Vadym/stock.adobe.com)

 映画化された「blue」「strawberry shortcakes」「南瓜とマヨネーズ」などの代表作で知られる漫画家の魚喃(なななん)キリコさんが2024 年12月25日、52歳で死去していたことが25日、分かった。新潟県出身。魚喃さんの書籍の出版元となった東京ニュース通信社が同日、明らかにした。

 同社は「一年の時を経てのご報告となりましたことは、故人ならびにご遺族の意向によるものです」と、死から1年後に公表した理由を説明。葬儀は近親者のみで行ったという。

 魚喃さんは1993年「月刊漫画ガロ」(青林堂)に掲載された「hole」でデビュー。NHKラジオ第1で放送された人気番組「土曜の夜はケータイ短歌」も担当した。

 東京ニュース通信社は「これまで魚喃キリコ氏は、数々の作品を通して人の普遍的な感情や真理を、独自の視点で紐解き、その繊細な表現方法により、多くの読者の共感を集めてきました」「その作品は、孤独や痛み、愛情といった人の内面を静かに、しかし確かな言葉と美しい線で紡ぎ出すことにより、多くの創作者や読者の心に深い影響を与えました」と振り返った。

 魚喃さん公式X(旧ツイッター)の最後のポストは、2021年5月26日。中指を立てた後ろ姿の女性のイラストとともに「最近、絵を描いている。絵をキライになってから、もうどれくらい経つだろう、おそろしく遠い昔からだ。最近、絵を描いているが、絵を描くことが好きかと問われたら、まだわからない。ただ、すこしだけ、たのしい。魚喃キリコ」と、当時の心境をつづっていた。

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