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英国で肥満治療薬服用者にクリスマスの飲酒を控える注意喚起 副作用を悪化させる可能性も 栄養学者語る

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イギリスで肥満治療薬服用者にクリスマスの飲酒を控える注意喚起
イギリスで肥満治療薬服用者にクリスマスの飲酒を控える注意喚起

 イギリスで、オゼンピックやムンジャロなど肥満治療薬(GLP-1受容体作動薬)を服用している数百万人に、クリスマスの飲酒量に関する注意喚起がなされた。わずかな量のアルコールでも、通常よりはるかに強い影響が出る可能性があるという。

 栄養学者で「GLP-1ハンドブック」の著者イアン・マーバー氏は、すでにクライアントに深刻な反応が見つかっていると話す。「長年担当しているクライアントの一人が、最近のパーティーでホットワインを2杯飲んだだけで『完全に酔いつぶれた』と打ち明けました」「注射前ならその量ではほとんど影響なかったかもしれませんが、現在は自分の限界を知り、それに応じて摂取量と行動を調整する必要があるということです」

 また、「別のクライアントは、わずか3杯のワインを飲んだだけで翌日も基準値(飲酒運転の法定許容限度)を超えていると感じたそうです。幸い、子供の送迎前に気づきました」とも語った。

 更に、飲酒が肥満治療薬の一般的な副作用を悪化させる可能性にもマーバー氏は注意を促す。「アルコールは、GLP薬服用時に一部の人々が経験する吐き気やめまいなどの副作用を悪化させる恐れがあります」「薬の使用初期段階では、特に副作用がある場合は、アルコールを完全に避けるのが最善かもしれません」

 そして飲酒を決めた場合、まずタンパク質と炭水化物を摂取し、就寝前に甘いものを摂ることを推奨、「翌日不調を感じたら、十分な水分補給と休息を心がけ、必要なら鎮痛剤を服用してください」と続けた。

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