国民民主党の玉木雄一郎代表（56）が2日、国会内での定例会見で、高市早苗首相（64）に関連する「働いて働いて働いて働いて働いてまいります／女性首相」が2025新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれたことについて私見を述べた。
会見で、記者団から「首相に選ばれた方がこういう発言をすること、それが流行語大賞に選ばれるという今の現状に対する評価を」などと問われた玉木氏は「私は『エッホエッホ』が良かったですね。ああいうのが（流行語大賞を）取って欲しかったなぁ」と答えた。
高市首相は、新語・流行語大賞の表彰式で「決して国民の皆さんに働き過ぎを促す意図はございません。誤解のなきようにお願いします」とスピーチした。玉木氏は「高市総理も授賞式の中で、そういう意図ではないですよということは、あえて付言されているので、それも併せて報道することが公平なのかなという気はしますね。残業規制を超えて、馬車馬のように働けと国民に求めるものではないということについて、総理ご自身もおっしゃっている」と述べた。
その上で「国民に何か、より残業してよりたくさん働けということを言った趣旨ではないと思いますし、ご本人もそうおっしゃっていたので、そこをあげつらうようなところではない」と強調した。
記者団から「首相の発言をきっかけに、働くことが美しいこと、称賛されることというふうな社会の空気が作られるのは、働く者を代表する党としても見過ごせないのではないか」と迫られた玉木氏は「私は働くことは美しいことだと思っています」ときっぱり答えた。
玉木氏は「働くこと自体が悪いことであったりとか、できるだけ少ない方がいいというものでも、私はないと思うんですよね。働くことそのものに喜びを感じられることもありますし、そこから学ぶことも、人生の深みが出ることも、またいろんな人とのつながりが出てくるのも、やっぱり働くことっていうのは私は素晴らしいことだと思います」と添えた。
さらに「自分の人生の中で、もちろん余暇も、あるいは家族との時間も大切なんですけども。働くってことを充実させることもですね、一人それぞれの人生を充実させることにつながっていくので、過度な残業であったりとかですね、そういったことはきちんと法律に基づいて規制することではあるんですけど、働くことは私は逆に美しくあるべきだと思っています」と語った。
