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英人気メタルバンドのフロントマンが元メンバー6人から訴えられる 名誉毀損やロイヤリティ未払いなど

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テキサス州ダラスで開催された「Amplified Live」に出演したクレイドル・オブ・フィルス=2023年© Javier Vicencio/ZUMA Press Wire/共同通信イメージズ)
テキサス州ダラスで開催された「Amplified Live」に出演したクレイドル・オブ・フィルス=2023年© Javier Vicencio/ZUMA Press Wire/共同通信イメージズ)

 英メタルバンド「クレイドル・オブ・フィルス」のフロントマン、ダニ・フィルス(本名ダニエル・ロイド・デイヴィー)が、元メンバー6人から訴えられていることが明らかになった。アリゾナ州で提出された裁判資料によれば、フィルス本人のほか、バンド関連会社やマネジメントも訴訟の対象となっている。

 原告には、最近バンドを離れたゾーイ・フェデロフとマレク・“アショク”・スメルダのほか、過去に長期在籍したギタリストのポール・アレンダー(1992〜95年、1999〜2014年)、リチャード・ショウ(2014〜22年)、キーボード担当のリンジー・マセソン(2013〜20年)、さらにサーシャ・バクスター(別名サーシャ・マサカー)が名を連ねている。

 訴状では、著作権侵害、グッズでの肖像の無断使用、名誉毀損、演奏や録音に対するロイヤリティ未払い、その他知的財産の不正利用などが主張されている。フィルスはまだ正式な回答をしていないが、9月にインスタグラムで「これらの主張は虚偽であり有害だ。記録は明確で、争いは正しく処理されるべきであり、SNSで裁かれるものではない」と反論している。

 フィルスは、スメルダの妻フェデロフが「高ストレスで低賃金の仕事を続けたくない」として辞意を表明した後、インスタグラムで「スメルダを即時解雇」と発表、さらに「違法な中傷や妨害にもかかわらず、南米ツアーは中止しない」と強調し、代役ギタリストを数日内に合流させると告知していた。

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