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アリアナ・グランデ「ウィキッド」出演で音楽への情熱取り戻した「大好きなものを手放す必要はない」

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 アリアナ・グランデ
 アリアナ・グランデ

 世界的人気歌手のアリアナ・グランデ(32)にとって、映画「ウィキッド」が「音楽やツアーとの関係」を癒すきっかけになったという。ブロードウェイミュージカルの映画化となった「ウィキッド ふたりの魔女」(2025年)と「ウィキッド 永遠の約束」(2026年3月6日公開予定)の2部作に出演したアリアナ、2026年は5枚目のスタジオアルバムを引っ提げ「エターナル・サンシャイン・ツアー」でステージに復帰する予定となっている。

 今回アリアナは「インタビュー」誌の企画で女優ニコール・キッドマンと対談、歌手業から一歩引いたことで音楽との絆が再構築できたそうだ。「以前とは全く違う感じになり心からの感謝と興奮を感じている。ここ数年は音楽やツアー活動との関係を癒すことに専念してきたの。音楽制作のシステムを再構築するのに多くの時間を費やしてきた。『エターナル・サンシャイン』は私にとって全く異なる経験だった」と話した。

 そして音楽業界から離れ名声に伴うプレッシャーから解放、「ウィキッド」グリンダ役が音楽への新たな視点を与えてくれたという。「離れていた時間が、音楽の特定の部分を取り戻す助けになった。名声との関係性やアーティストであることに伴う感情を、どこか別の箱にしまい込み、『よし、大好きなものを手放す必要はない。それはあっちに置いておけばいい。自分の才能を見失わずに済む』と言えるようになった」と語った。

 更に現在の状況についてアリアナは「音楽やツアーとの関係を修復しようと、小さな一歩を踏み出しているところ。グリンダ役や演技に没頭した時間が、そのための強さを築く助けになったと思う」と明かした。「この感謝の気持ちは言葉にできない。以前はトラウマを抱えていたけど、それが消えつつあるのを感じる。それは本当に驚くほど美しいこと」と続けた。

 歌手として急激にスターダムに駆け上がったことをアリアナは「ポップキャリアがああいった形で急上昇した当初は複雑な適応期間があった。感謝していないように聞こえないことを願うけど、人生があれほど劇的に変化する時は大きな調整が必要なものなの」と振り返ってもいた。

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