物価高騰で少しでも「家計の足しに」と、副業に興味を持つ主婦は少なくない。クラウドソーシングやスポットバイトの浸透で、家事や介護、育児などで忙しい中でも、副業しやすい環境は整いつつある。株式会社ビズヒッツはこのほど、381人を対象に「主婦が経験したことのある副業に関する意識調査」を実施、結果を公表した。
「実際に経験した副業」を聞いたところ、1位は「飲食店スタッフ(16.5%)」だった。ホールスタッフのほかキッチンスタッフも含み、継続的に働く人もいれば、スポットバイトで副業した人もいた。2位以下は「Webライター(13.9%)」「アンケート回答(9.4%)」「データ入力(8.7%)」「物販(7.1%)」と続いた。在宅やオンラインでできる仕事もランクインし、全体的には「特別なスキルを必要とせず、スタートするハードルの低い仕事」が多かった。また飲食店でのスポットバイトも含め、好きな時間に働けるという仕事も多くなっている。
副業を始めたきっかけの1位は「自分の小遣いを稼ぎたい(26.5%)」。僅差の2位は「家計の足しにしたい(24.4%)」、3位は「スキマ時間を活用したい(21.3%)」だった。経済的な理由が過半数を超えている。
副業を見つけた方法で最も多かったのは「周囲の紹介(25.5%)」だった。2位「ネットで検索(20.7%)」も20%以上から回答を集め、多くなっている。以下、3位「SNS(15.0%)」、4位「求人サイト(14.4%)」、5位「クラウドソーシング(13.1%)」と続いた。
副業のメリットを聞いたところ、「収入が増える(49.1%)」が最も多かった。次いで「スキマ時間を活用できる(22.0%)」「充実感を得られる(12.9%)」「スキルアップにつながる(11.8%)」などが挙がった。収入以外にも多くのメリットを感じ、お小遣い稼ぎや家計の補填だけでなく、生活や心を豊かにする手段となっていることが伺える。