スコットランドのロックバンド「ビッフィ・クライロ」がUSツアーを直前で延期する事態となった。12月2日にロサンゼルスで幕を開ける予定だったライブシリーズは、ビザ申請の重大なミスによって実現できなくなったという。
フロントマンのサイモン・ニールはインスタグラム動画で「誰かがビザの開始日を間違えて入力したせいで、受け取ったビザはツアー終了後から有効になる」と怒りを露わにした。
サイモンは「移民弁護士4、5人に相談し、米議会にも連絡したが、誰も助けられない」と語り、問題解決に奔走したものの打開策は見つからなかったと説明。ファンがすでに航空券や宿泊を手配していることを思うと「本当に申し訳ない」としつつ、バンド自身も落胆している様子を隠さなかった。
特にロサンゼルス公演は、過去に自身のコロナ感染でキャンセルした経緯があり、今回こそ特別な夜になるはずだっただけに「またしても中止になり、怒りと悔しさでいっぱいだ」とコメントした。
「アメリカでのツアーは呪われているように感じる」と吐露しながらも、「少しは信じ続けたい」と前向きな姿勢も見せた。延期された公演は2026年春に再調整される予定で、待てないファンには払い戻しも用意されている。