東映が6日、公式サイトで、テレビ朝日系で放送中の特撮番組「仮面ライダーゼッツ」(日曜、前9・00)の撮影中に落下事故があったことを発表した。
事故に遭ったのは、俳優でスタントマンの鍜治洸太朗(30)。公式サイトでは「2025年11月6日午前8時頃、当社が製作しております特撮番組『仮面ライダーゼッツ』のアクションシーンの撮影において、出演するスーツアクター鍜治洸太朗さんが、吊られた状態から壁を蹴る等の演技リハーサルを行う中、高さ2メートルから落下し、負傷いたしました」と発表した。鍜治は「頭蓋骨骨折等」と診断された。治療を受けており、約2週間程度の入院見込みであるという。
撮影は、前橋市関根町のスポーツ施設「ALSOKぐんまアリーナ」で行われていた。前橋署によると、鍛冶は、屋外通路でワイヤでつられていた状態から落下し、頭蓋骨骨折などの重傷を負った。命に別条はないという。壁を蹴るなどのリハーサル演技をしていたが、ワイヤに付いていた滑車の安全装置が外れたとみられている。
鍜治はジャパンアクションエンタープライズ所属で、多数の特撮作品に出演している。東映は、安全管理体制などを再点検し、再発防止に向けた対策を講じるとした。