子どもの癇癪への対応は大変。イラストレーターの伊藤ぽんぽこさんの作品『3才の癇癪と、サンドバッグ母ちゃんな日々。』では、息子の癇癪に疲れ果てる母の姿がリアルで描かれ、「うちの子どもと同じ!」と共感のコメントが寄せられている。
もうすぐ4歳になる作者の息子の癇癪にまつわる話だ。保育園に通う息子は、心の発達の真っ只中。保育園からの帰宅後は「聞く耳ゼロ」状態で、家中に怒りをまき散らしている。
作者は息子への対応として「一回ぎゅーする?」と声をかけると「ギューしーへん!!」と息子は怒る。さらに「情緒不安定になったの?」と尋ねると、「情緒不安定じゃないし!」と否定するのだ。
そんな息子の癇癪の原因を考えた。おそらく4月から保育園の幼児組になったため、環境の変化で疲れているのだろう。また、妹へのやきもちも原因と考えられる。しかも保育園の先生の話によると、園では良い子で頑張っている内弁慶なのだ。
この話を作者が美容師さんにしたところ、「家が安全地帯なんですね。家の中で発散できてるってことですよ」とアドバイスをもらい、伊藤さんは「確かに」と納得するのだった。
同作について、作者の伊藤ぽんぽこさんに話を聞いた。
ー同作を描こうと思ったきっかけを教えてください。
もしかしたら、私と同じように癇癪で困っている親御さんがいるかもと思い、漫画にかくことに決めました。
ー癇癪中は何を言っても聞いてくれない様子ですか?
そうですね、いつもなら大好きな「ぎゅー」も聞き入れてもらえなくなります(笑)
自分でもわけがわからなくなってしまっているのかなと思います。
ーコメントの多さからも反響の大きい作品だと思いますが、どのようにお考えですか?
まず一番に「我が家だけじゃなかったんだ…!」とホッとしたのが本音です。
そして同じように子供の癇癪と向き合っているお母さんたちのコメントを読んで仲間になったような心強さを感じました。
ー同じ子どもを持つ読者にメッセージをお願いいたします。
4歳になった息子ですが、最近は徐々に癇癪も落ち着いてきています!渦中にいるときは「もう無理…」となってしまいがちな育児ですが、きっと時とともに喉元はすぎていくんだな…と痛感しました。
少しでも育児中の気持ちが楽になれるように、ほっこり・すこやかさを大事にして漫画を描いているので、よかったら育児の息抜きによんでくださったら嬉しいです。
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